2017-02-22から1日間の記事一覧

【読んだ】小泉義之『病いの哲学』

■感動的ではあるものの、どう判断すれば良いのかには迷う。冒頭で示される通り、本書は「生と死」という二分法を批判し、その間にある「病気の生」「病人の生」を肯定して擁護するもの。前半部ではソクラテス、ハイデッガー、レヴィナスが「死に淫する哲学」…