2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【読んだ】太下義之『アーツカウンシル アームズ・レングスの現実を超えて』

▼アームズレングスなる原則があると。本書の文脈においてこれは、助成団体たるアーツカウンシルが政府と一定の距離を保つ事を指すと。でもまぁ普通に「え、アーツカウンシルって公的機関っぽいけどそんなんできるん?」ってなるけど、まぁ案の定絵に描いた餅…

【読んだ】清水高志『実在への殺到』

▼物凄く大雑把に言って、思弁的実在論、オブジェクト指向存在論、人類学の存在論的転回等々、ここ数年の人文学の潮流は、カント的な主客図式を乗り越えるためにモノと人間の様相(フラットネス)を再考しつつ、主体客体の概念を練り直しているのかと。本書は…