【読んだ】山本理顕『権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉

権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉を設計せよ (講談社選書メチエ)
主張は大変クリアであり、アレントをはじめとして論拠となる理論にも大変勉強させられるのだが、どーーーーーーーーしても、「ド・重鎮の愚痴」に聞こえてしまう。『住居論』は細かい施工例が豊富で「へえ、すげえ、知らなかった!(建築家ってすげー)」ってなってたたんだけど、この本ってあんまりそういう「未知との遭遇感」がなかったんですよね。つーかタイトルだせー。こーゆーのって、もう少し開いた感じにしないとダメなんじゃないかな。