【読んだ】筒井淳也『制度と再帰性の社会学』
「○○を説明するのに××を例に考えてみましょう」という話の「××」が全部ガチってる感じが凄い。「制度」の観点から、経済学との対比で社会学を位置づけ直す感じですが、「誤解をおそれずに簡潔にいえば、経済学が制度を市場を補完するものとして、事後的に構築されるものとして考えるのに対し、社会学は制度、特に非公式の制度は、人間が市場を含むいっさいの社会的構築物を作る際の前提なのだ、と考えるわけである」(P59)という辺りが一貫したラインかと。久しぶりにギデンズの再帰的近代化の話を読んだけど、やっぱエモいわ、
- 作者: 筒井淳也
- 出版社/メーカー: ハーベスト社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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